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今現在、アメリカの長期金利の低下を受け金融関連株が下落しているそう。日米の金利差が縮小している点や株価の下落という材料から、リスク回避のため円高方向へと流れが波及しているようです。

今週の金曜日(7月8日)はアメリカの6月分雇用統計が公表されます。この雇用統計はアメリカが年内に利上げを行うための重要な判断材料と言われています。もし仮に利上げ実施についての期待感が薄れるような結果に終わってしまえば、さらなる円高となるでしょう。

6月アメリカ雇用統計公表後の相場を予想するときのポイント

円相場が円高になるか円安になるかは、6月のアメリカ雇用統計の結果次第です。このとき、相場を予想するポイントは次の通りです！

6月分雇用統計公表後の相場の流れを読むポイント！

5月雇用統計は市場予想を大幅に下回っていた

日本の経済情勢も考慮してみよう

これが今回の相場予想のためのポイントとなります！

アメリカ5月雇用統計は市場予想を大幅に下回っていた！

まず、雇用統計の結果次第となるのですが、5月の雇用統計の結果を覚えていますか？答えは調べれば出てくるのですが、市場予想の16万人を大幅に下回る3.8万人増となっていました！この件で既に、今年の夏に利上げに踏み切る見方が弱くなってきているのです。

ちなみに、今月の市場予想は17.5万人増。額面通りに受け取れば前月より良いということになりますが、5月時点で雇用者数の伸びが鈍化していることから、どうしても不安材料になってしまいそう…。

現時点で、雇用統計の実際の数値がどうなるかを予想するのは非常に難しいですね！

日本の経済情勢を考慮してみる

日米の金利差が拡大することが、円安方向に動くことの1つの条件です！その日本は、金利差を拡大するための追加緩和に期待が集まっています。今のところ必要な時は躊躇なく緩和を行うと、日銀の黒田東彦総裁が発言しています。

次に追加緩和の決定が行われるかどうかは、7月28日～7月29日の日程で開催される日銀金融政策決定会合内でのことになるでしょう。その時はアメリカや欧州、そして新興国の経済情勢を加味して追加緩和を行う判断が下されるはず！でも、こちらは期待感を持っておくことしかできませんね。

まずは、先に公表される雇用統計からアメリカの経済情勢について把握すべきです！その方が後々、相場の動きを組み立てるための判断材料になってくれることは間違いありません！

円高に進む可能性は高まったまま！雇用統計の結果を注視しよう！

雇用統計(本番)の数値を予想するため、まずは雇用統計(本番)前哨戦となるADP雇用統計(明日7/7発表)の結果を見て判断しても良いかもしれませんね！でも米ドル/円相場では、リスク回避を目的とした円高方向への推移(下/LOW方向)に進む可能性が高まったままと言えるでしょう！

今回の雇用統計に合わせてキャンペーンを実施しているトレンドオプションをチェックしておきましょう！