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これまでに『ゴトー日』というのを耳にしたことはありませんか？

為替業界では『5』と『10』が付く日、そして月末の事を『ゴトー日』と呼びます。このゴトー日には為替相場が大きく動きやすくバイナリーオプションにおいては狙い目となります。

何故為替が動きやすいのでしょうか？その理由とゴトー日の狙い方についてご紹介したいと思います。またゴトー日の負けパターンも記載しているので、最後まで読んでいただき、狙う日狙わない日の見極めも理解して頂ければ幸いです。

ゴトー日とは？

企業は取引や入金の締め日というのは基本的に5日締め、10日締め、20日締めといった5の倍数にしている所がほとんどです。

ゴトー日とはそう、5(ゴ)10(トー)日の事です。身近な所で言えば給料日などもそうですよね。

取引や決済をゴトー日にしているという事で銀行の企業取引が活発化します。

また日本国内の輸出、輸入関連企業もこの5の倍数の日に取引が集中し決済日となっているところが多いため海外企業からの入金もゴトー日に集中します。

この様にゴトー日は非常に為替のやりとりが活発化する為相場が動く可能性が高いんですね。

仲値の決まる9時55分が狙い目

銀行を中心に為替のやりとりが活発かすることは分かりましたが1つ疑問が出てきます。それは銀行の為替レートの決定についてです。

為替レートはご存知の通り、常に上がったり下がったりと変化していきますが、銀行は窓口業務なのでリアルタイムで変化するレートに対応する事は出来ませんよね。

銀行は毎日午前9時55分の為替レートを基準に1日の為替レートを決めています。

このレートの事を『仲値』と呼びます。

銀行からすると損をするも得をするもこの9時55分で決まります。

銀行としては最大限の利益を出すためには9時55分のレートがドル高の状態だと理想です。

ドル高状態の時にレートが決定するとその日1日のトレードが非常に有利になるためドル安の状態で米ドルを調達しておきたいですよね。その状態を自ら作る為に銀行は9時55分になる前のドル安の時に大量に米ドルを仕入れます。

こうする事で銀行のドル買いによってレートが上がった状態でもこれ以上ドル高にならなければ損をする事はありません。

ここまでお伝えすると答えの予想が付くかと思いますが、9時55分の仲値はドル高円安になる可能性が非常に高いです。

エントリーは9時30分！勝率は58％

銀行の仲値決定後に輸入企業が資源購入のためにドルを買うので「買った値段－仲値＝銀行の儲け」となります。

そこで過去の傾向を見ても、銀行が動き出すのが9時30分。大きな経済指標でもない限りはおおよそこのあたりから徐々に上昇していきます。

なので「9時ー10時」のHIGHLOW取引を9時30分に『USD/JPY＝HIGH』でエントリーすると勝ちやすいです。

実際に私ボリンジャースミスが取引検証を行った結果を記載しています。31回の取引中21勝利と、58％の確率で勝てているのが分かります。ペイアウト率が2.00倍の「HIGHLOWスプレッド」取引であれば月で計算しても十分利益の出るエントリー方法となっています。

特に金曜日のゴトー日は熱い！？勝率63％

茨城大学大学院の教授と生徒が2010年8月から2018年7月のゴトー日の研究をした結果、金曜日のゴトー日の仲値は63％の確率で米ドル円は上昇するというデータが学会で発表されています。

これは昔の米相場時代の資金決済の名残が残っていると推測されていますね。

ゴトー日というキリの良い数字、そして週末の金曜日も資金決済日としてわかりやすいという昔ながらの慣習が今も続いているからとされています。

アノマリーではありますが実際に数値が出ている訳ですから金曜日とゴトー日が被った場合は積極的に仲値を狙っていきましょう。

ゴトー日の値動きをMT4でチェックしてみましょう

実際にチャートでもその結果を示していますので確認してみましょう。

こちらはゴトー日である2018年9月25日の仲値の動きですが、午前9時20分頃から強くドル買いに伸びています。

まさにここが銀行が調達している段階で、仲値が決まった10時以降は急激に売られています。

こちらは2018年10月31日の月末のゴトー日になります。

先程と同じく午前9時20分頃から急激にドル高へと伸びています。

その後仲値の決まった午前10時のローソク足では大きな上ヒゲを付けて陰線になっているのが確認出来ますね。

チャートから見る最適な取引方法

どのゴトー日の仲値を見てもほぼこのパターンです。そして過去の統計から最適な取引方法が分かりました。

9時30分：15分取引　USD/JPY＝HIGH

10時00分：15分取引　USD/JPY＝LOW

ハイローオーストラリアのスプレッド取引であればペイアウト率2.00倍で取引を行う事が出来る上に時間帯も細かく設定できますのでオススメです。

ゴトー日でも狙ってはいけない日がある

ゴトー日は何でも間でも狙えばいいというものでもないんですよね。

午前9時～9時半にかけて円高状態のトレンドを描いている時は上でご紹介したゴトー日の法則は通用しません。実際に下の画像を見てください。

これはいずれもゴトー日です。はずれの日のゴトー日はいずれも下降トレンドを描いています。なので「じゃあLOWで取引をしたらいいのでは？」と感じますが、小刻みな変動を見せる事もあるため原則、9時～9時30分にかけて下がってるときは手を出さない様にしましょう。

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