皆さんこんにちは!現在まで1ドル100円を何とか保っている状態。そんな中、米ドル円相場で大きな動きが出るであろう重要な経済イベントが発生しますね♪
その名もイエレン議長講演!このイベントでFRBが年内利上げに踏み切る可能性があるため、かなりのトレーダーが注目しているようです。
米ドル円相場の現在の状況を把握する!
まずは、米ドル円相場が今どのように動いているのかを確認しましょう。
8月22日時点での画像ですが、米ドル円相場は「100円台後半」となっていました。8月14日の週の週末に複数のFRB幹部から9月利上げを示唆する発言が相次ぎ、100円台後半まで推移しています。ただ、円安方向への動きは小幅となりました。
やはり、8月26日のイエレン議長の講演の内容が気になる方多いということなのでしょう!やはり実際に利上げを行うことが決まらないと、なかなか大きく動きにくいのです。
イエレン議長講演!年内利上げが言及されるかがカギ!
8月は米FRBが金利政策を議論するFOMCの開催はありません。その代わりに8月26日のジャクソンホール会議において、イエレン議長が講演を行う予定です。イエレン議長が直前までのFRB幹部の発言を受け、年内利上げに言及するかどうかが焦点となります。
まず、今回の相場の予想ポイントを見ていきましょう。
- 2016年8月末!イエレン議長の発言予想
- 年内利上げに消極的な発言を行う!(ハト)
- 年内利上げを示唆するにとどめる
- 9月に年内利上げに踏み切ることを決定する!(タカ)
アメリカの経済指標が好調であることを示す結果が出ているのですが、イエレン議長は副議長時代からハト派であることが知られています。実際にはどのような発言になるか、非常に楽しみです!
ハト・タカとは?
ここでハト(鳩)とタカ(鷹)について説明します。この単語の意味をすごく簡単に言えば、ハトは消極的でタカは積極的という意味になります!
さてここで、上記のイエレン議長のそれぞれの発言が相場にどのような影響を与えるのか予想してみましょう!
イエレン議長が消極的な発言を行った場合
直近のアメリカの経済指標で好調さを示すことが多くなってきました。このことから、9月にも早期利上げに対する期待がかなり高まりつつあるようです。
ここでイエレン議長が年内利上げに消極的な発言を行った場合、市場からは確実に期待外れだとみなされます。利上げ期待に対する失望感から、円高方向に相場が動いていくでしょう。
イエレン議長が年内利上げを示唆する発言のみ行った場合
年内はもう残り少ないのですが、年内利上げの可能性を示したまま9月利上げは行わないという可能性もあります。これは、大統領選時期の経済は通常とは異なるため、その時期の経済に予想外の影響が出ないよう配慮するという考え方です。
ただし、このパターンでは早期利上げがなくなるばかりか、年内利上げまでもが厳しくなってくるように思います。これも円高方向に進むことでしょう。
イエレン議長が9月利上げに言及した場合
今の市場予想と合致するのはこちらです。雇用・物価がFRBの目標値に近づくものとして、イエレン議長が9月利上げに言及した場合ですね。
この場合は、日米の金利政策の違いが改めて意識されることにより、単純に米ドル高(円安)の方向に進むものと思います。
年内利上げをするなら9月に決めるしかない?
でも結論から言うと、私は9月の早期利上げは難しいのではないかと思っています。まず、7月のFOMC議事録では参加メンバーが利上げについての意見を戦わせている状態。
そこから急に賛成多数となるとはどうにも考えにくいのです。これは思うに、一部のタカ派の発言が大きく聞こえるだけなのでないでしょうか?
今回の記事の結論としては、早期利上げはなく利上げ時期も不透明なものとなると考えます。つまり、円高方向に動くのが基本となるでしょう!
[2016/8/29 追記]イエレン議長が9月利上げについて発言!
FRBのイエレン議長は予定通り講演を行い、その場で「利上げの論拠が強まった」と発言しています。このことから市場では9月利上げを意識した円売りが進みましたよ!
ただし、雇用統計等の結果は直近でぶれつつあるので、利上げを実際に行うかの判断は9月に発表される雇用統計次第ということになるでしょう!
アメリカの利上げをバイナリーオプション取引で攻略!
バイナリーオプション取引とは、簡単に言うと二者択一の取引のことを意味しています。現在の相場価格が一定時間後に上下のどちらに推移するか、これを予想する取引なのです。
つまり、今回のように相場が進む方向をあらかじめ予想できるシナリオの場合、バイナリーオプション取引で大きな利益を得るチャンスが生まれます!8月は予想のしやすい米ドル円相場でバイナリーオプション取引を始めましょう!