皆さんこんにちは!月初めの経済指標イベントとなる前月分の米雇用統計発表が終わりましたね!年内利上げの実施判断にかかわる経済指標の1つなのですが、直近では米国内総生産が市場予想を下回ってしまいましたね。
早期利上げが難しいと判断されたところから、流れを追っていきましょう。
米ドル円相場の現在の状況を把握する!
まずは、米ドル円相場が今どのように動いているのかを確認しましょう。
雇用統計発表前は「101円台前半」でした。もし仮に雇用統計が市場予想を下回ることになれば、100円を超える円高が発生する可能性もありました!
その発表前には、8月3日に本番の雇用統計発表前の参考値となるADP雇用統計が発表となっていましたね。
ADP雇用統計の内容が悪ければ本番の雇用統計の数値に期待が持てないばかりか、雇用統計前に100円越えを試す展開になってしまいます!それも踏まえて、予想をしていきましょうか!
日銀の金融政策は期待外れ!ではアメリカは?
直前に日銀が追加緩和を決定しましたが、市場予想通りの強い緩和とはならず逆に円高に進むことに!市場の関心はアメリカの経済指標に向いていますね。前回と同様に、状況に応じた予想シナリオを定義して相場を予想することにします。
- 2016年8月頭!米ドル円相場の予想シナリオ
- 雇用統計は市場予想を下回る。円高100円割れ!
- 雇用統計が好調!円安に多少戻る。
- 雇用統計は市場予想通り。利上げ期待感が薄まり円高方向に推移。
8月の米ドル円相場は、雇用統計イベントの結果に左右されます。つまり「雇用統計が好調であるかが予想」できれば、取引で有利になります!
ただし、お盆期間中は取引の参加者が減ってしまうので、その点も注意しましょう。
ADP雇用統計と本番の雇用統計の違い
雇用統計の結果が好調であるかを判断する上で欠かせないのが、ADP雇用統計です。こちらは本番の雇用統計ではなく、ADPという会社が本番の数値を予想している雇用統計になります。
本番の雇用統計というのは、米国政府が発表する文字通り本番の結果です。アメリカで利上げが行われるかどうかは、この本番の雇用統計の数字で判断されます。
8月のADP雇用統計の結果を確認!
では、その本番の雇用統計の行方を予想するカギとなった8月のADP雇用統計はどのような結果だったのかに着目してみましょう!
実際の結果を先に挙げると、市場予想の17.0万人増に対して結果は17.9万人増と上回る結果になっていましたね。市場予想よりも好調だったので、これは雇用統計に期待が持てる!という状態まできました。
8月の雇用統計は好調と予想できたか?
ここまでの内容から導き出した私の結論は、市場予想に近い数字が出て円高推移になるというものでした。これはADP雇用統計は市場予想を超えたものの、前月より増加幅が小さいことが理由です。
また、雇用統計自体は6月発表分の雇用統計が非常に悪かっただけで、7月は回復していました。8月に観測史上ワーストの落ち込み具合になるという可能性はとても小さく、市場予想以上の範囲の増減に納まるものと思います。
実際の8月雇用統計発表とお盆に向けての相場
ここまで実際の雇用統計発表前の状態での予想を書いてきたのですが、この記事を投稿した現在までに本番の雇用統計が発表されています。その本番の雇用統計は市場予想18.0万人増に対し25.5万人増と、市場予想を大幅に超えてきました!
このことより、再度年内利上げに対する意識が高まってきています。ただし、実際に年内に利上げできるかどうかは怪しいですし、利上げがあるまでは円安方向に進むとは思えません!
つまり、お盆から月末にかけての相場は緩やかな円高になると、私は見ています!
円高相場はバイナリーオプション取引で攻略!
バイナリーオプション取引とは、簡単に言うと二者択一の取引のことを意味しています。現在の相場価格が一定時間後に上下のどちらに推移するか、これを予想する取引なのです。
つまり、今回のように相場が進む方向をあらかじめ予想できるのであれば、バイナリーオプション取引で大きな利益を得るチャンスが生まれます!8月は予想のしやすい米ドル円相場でバイナリーオプション取引を始めましょう!