皆さんこんにちは!28日午前中にアメリカで開催されたFOMCの結果が分かりました。早くから言われていましたが、利上げは見送りとなってしまいました。これにより、一時円高米ドル安の方向に進んでしまいました。
[2016/8/3 追記]
日銀が追加緩和を決定しました。緩和決定による相場の変動結果を考察しています。
米ドル円相場の現在の状況を把握する!
まずは、米ドル円相場が今どのように動いているのかを確認しましょう。
「一時円高米ドル安の方向に進んだ」のですが、FOMCでアメリカの金融政策結果が公表されてから引き続き相場は下降中!現在はやや回復していますが、円高方向に長く推移したことが分かります。
これは円高の傾向が強かったことを意味しているのです!では、この情報を活かして8月の米ドル円相場がどうなるかを予想していきましょう!
8月の米ドル円相場を決定するのは日銀の金融政策次第!
8月の米ドル円相場の動きを予想したとき、2つのシナリオが考えられます。この2つのシナリオは、どちらも7月29日に公表される日銀の金融政策の内容がポイントとなっています。ここで、米ドル円相場について予想できる2つのシナリオを紹介します。
- 2016年8月の米ドル円相場の予想シナリオ
- 日銀が追加緩和を決定!期待通りの円安
- 日銀追加緩和を行わず!期待外れの円高
8月に向けての米ドル円相場では、日銀の金融政策次第で相場の流れが180度異なる状況が生まれます。つまり「日銀が追加緩和を決定したかどうか?」が分かれば、8月の米ドル円相場の動きは1つに絞られるのです!
日銀の追加緩和って何?
今回8月の米ドル円相場を予想する上で欠かせないのが、日銀の追加緩和というキーワード。ここで、追加緩和について説明していきますね♪
日銀の黒田砲(黒田バズーカ、日銀の黒田東彦総裁に由来)により質的・量的な異次元緩和が行われたというのは、既に耳にしたと思います。追加緩和とはまさに文字通り、金融緩和政策を追加で行うことを意味しているのです。
ちなみに金融緩和というのは、市場に出回るお金の量を増やすことで景気を良くしようとする政策のことです。
日銀は追加緩和を実施するのか?
さて、相場のシナリオを1つに絞り込むためには、日銀の追加緩和の実施されるかを予想しなければなりませんね。結論から先に言うと、今回も追加緩和は見送られます。
一言で緩和と言っても、実は2種類の方法があります。1つは政策金利を下げること(現在マイナス金利)、そしてもう1つは金融機関から国債を買い上げて金融機関の資産を増やしてあげることです。後者は量的緩和と呼ばれることもありますね♪
前回の追加緩和では政策金利を下げる方法を採用し、マイナス金利政策が始まりました。これは国債の年間発行量に対して買い上げ量に限度が来た、言い換えると量的緩和ができないので選択された方法だと考えられます。
つまり、アメリカの利上げが見送られ日本単独で大規模な量的緩和が難しくなり、加えてこれ以上マイナス金利政策に傾けると嫌気が拡大してしまいます。この結果追加緩和が見送られ、市場の反応が円高となるのです!
日銀は追加緩和を実施!しかし…
さて、みなさんご存知の通り日銀は追加緩和を決定。しかし追加緩和を決定したにもかかわらず、予想に反して円高という結果に終わりました。円高に推移したのはいったいなぜなのでしょうか?
追加緩和したのに円高になった理由
まず、理由はいたってシンプル。これは追加緩和の内容が市場予想を下回ったためだと考えられます。市場予想としては、マイナス金利の拡大と国債買い入れ額の増加でした。
そしてここで、私の勘違いに気が付いてしまいました。この記事で追加緩和は、マイナス金利拡大・国債買い入れ額増加の2種類あるという風に言いました。しかし実際は3種類あり、今回行われた追加緩和はその3種類目だったというわけです!
なお、3つ目の緩和方法はETF(指数連動型上場投資信託)の買い入れ額の増加を意味しています。つまり、市場予想に反する形の追加緩和の内容となりました。
結局、日銀の金融施策に対する期待外れとみなされたことにより、追加緩和の決定後に円高相場での推移が行われたのです。
円高相場はバイナリーオプション取引で攻略!
バイナリーオプション取引とは、簡単に言うと二者択一の取引のことを意味しています。現在の相場価格が一定時間後に上下のどちらに推移するか、これを予想する取引なのです。
つまり、今回のように相場が進む方向をあらかじめ予想できるのであれば、バイナリーオプション取引で大きな利益を得るチャンスが生まれるのです!8月は予想のしやすい米ドル円相場でバイナリーオプション取引を始めましょう!