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９月FOMCの開催が近づいてまいりましたね！今月は２０１７年９月１９日から２０日にかけて、米FOMC政策金利発表が行われます。利上げ観測は非常に低いとの市場予想ですが、９月FOMCに関してまとめてみました。また、

まずは米FOMC政策金利発表、米利上げについて

『そもそもFOMCってなに？利上げしたらどうなるの？』と疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。そんな方のために私ボリンジャースミス的にまとめてみたのでこちらを見てFOMCを学んでください！

そもそもFOMCってなに？米利上げ？

FOMCとはアメリカの金融政策決定のために月に一度開かれる会談のことで、毎回FOMCでは利上げの決定が行われるかどうかに注目が集まっています。アメリカの政策金利が上昇すればその分、他国間との金利差が開く事になりアメリカの通貨である米ドル（USD）が買われる事に繋がるのです。

FOMCの議長はFRB連邦準備理事会の議長でもあるイエレン氏が務めており、今後の利上げ観測を示唆する発言などがあるとそれだけでも為替相場に影響を与えます。

先程もちらっと米ドルが買われるなどと言いましたが、結局利上げをするとどうなるのかをまとめると、

FOMCの発表でどう動く？

【利上げ決定】米ドル（USD）を買われる傾向があり、USD/JPYでドル高円安方向へ。(Highの方向)

【利上げ見送り】米ドル（USD）を売られる傾向があり、USD/JPYでドル安円高方向へ。(Lowの方向)

一般的には以上のように動く傾向が多いです。しかし、さきほども言ったようにFRB議長でもあるイエレン氏が『利上げは行わなかったけど、次はやるかもね』と次の利上げ観測が高まるような発言をすると、米ドル（USD）買いに繋がる可能性があります。つまりは、結果とイエレン議長などの発言が注目度が高いという事ですね♪

９月FOMCではバランスシート縮小のみを行うか

では本題に入って９月１９日から２０日にかけて開催される米FOMC政策金利発表に関しての話をしていきましょう。冒頭でも言いましたが、９月利上げはほぼ無いと言っても大丈夫でしょう。市場予想でも９月利上げどころか１２月に利上げをするかどうかも危ういという見解です。

ですが、前回の７月米FOMCでの議事要旨によれば９月に保有資産（バランスシート）の縮小を実施する可能性が高いと予想されています。バランスシート縮小を行えば、長期国債の金利上昇の要因ともなるため、ドル高に動く可能性もでてくるでしょう♪ですが、これも市場の予想通り。つまりは「織り込み済み」と呼ばれるものですね。

そのため、米ドル円相場（USD/JPY）でゆるやかに円高方向へと動くことがメインシナリオとなるのではないでしょうか？これは米FOMCだけでは無く、北朝鮮リスクや米議会審議なども含めてそうなる可能性が高いと予想をしています！

ただし、「サプライズ」も頭に入れておきましょう。これだけ市場予想で利上げは無いと言われてきているものの、９月FOMCで米利上げを実施すると急激なドル高円安方向へと動きます！かなりの確立で無いとは思いますが、念のため覚えておいてください。

９月FOMCに関してまとめますと、

FOMCの発表でどう動く？

【メインシナリオ】９月FOMCの材料が織り込み済み、北朝鮮リスクなどからUSD/JPYでドル安円高が強い。(Lowの方向)

【リスクシナリオ】９月FOMCで米利上げを実施すると発表があれば、USD/JPYでドル高円安方向へ。(Highの方向)

以上が９月FOMCでの為替予想です。開催されるのは９月１９日～２０日となり大きな発表があるのは終わった後のイエレン議長の会見でしょう。発表後に取引ができるように今のうちから準備しておく事をおすすめします♪