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アメリカの相場はどうなる？

今週は月に一度発表される重要なアメリカの経済指標である、雇用統計の発表が4月7日にあります。公式の雇用統計より先(4月5日)に公表されるADP雇用統計から着目しておくと、米ドル相場の動きをより正確に予想できるようになります。今回は、市場予想が前回よりも低くなっているので円高(Low)方向への投資日和となるでしょう。

さらに今回もトランプ大統領の政策実現性についての期待感が、相場を円高(Low)方向に進めるのに拍車をかけています。経済指標だけでなく、アメリカ議会の動向も気になるところですね。

さて、別の角度から見るとアメリカの金融政策の行方も気になってきます。4月6日に公開される前月分のFOMC会議の議事録の内容がそうですね。3月には直前までに期待感が高まっていた通り、利上げが行われました。

しかし次の利上げ時期自体は不透明となっているため、議事録の内容で時期について全く触れていなければ、これも米ドルにとってマイナスの要因となってきます。

つまり、4月の頭の米ドル円相場では円高(Low)方向でバイナリーオプション取引を行うイメージでいてください。

ヨーロッパ(欧州)相場はどうなる？

前回の記事でも触れていましたが、ヨーロッパでは年中や来年まで続くかもしれませんが「EU離脱」というキーワードが付いて回ってくると思います。直近では3月29日ついにイギリスのメイ首相によりEU離脱の根拠となるリスボン50条が発動されました。

今後は2年間離脱の方法や離脱後の経済協定などの交渉を進めていく形となり、その交渉の進展時にも相場を左右することが起こることになります。また、より直近の話をすればフランスでは4月末から5月頭にかけての大統領選に続き6月には議会選挙も行われるとのこと。

親EU政党が勝ったオランダの下院選挙より反EU派に支持が集まっていると報じられていることからも、欧州全体の相場の空気の怪しさを感じ取ることができます。

やはり4月に入っても欧州情勢の不安定さがあるため、ユーロ円の相場において円高(Low)方向に取引を行うことをおすすめします。

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