さて、イギリスで「Brexit」と呼ばれる国民投票が行われたのは記憶に新しいです。実際にイギリスでEU離脱に向けた協議が始まろうとしていますね。さて、2017年の4月末から5月頭にかけて今度はフランス大統領選挙が行われることが決まっています。
すでに、テレビ討論等で各党の代表が議論を競わせており、日本からでも大統領選が近づいてきたことを実感できるようになってきました。
フランスの主要な大統領候補は後で触れますが、特に反EUを唱えて支持率を上げているマリーヌ・ルペン氏が大統領になれるかどうかがカギになっているといえます。それは、イギリスに続いてEU離脱に進む国が1つでも増えれば、離脱の連鎖が進むことが容易に予想できるというものでしょう。
今回はフランス大統領選期間中の相場予想を行い、大統領選の情勢が為替(特にユーロ)に及ぼす影響を考えていきましょう。
フランス大統領主要候補
有力な大統領候補といわれるのは次の3人。中道・無所属で元経済相のマクロン氏。極右政党で反EUを掲げる国民戦線から出馬するルペン氏。そして、中道・右派で共和党より出馬する元首相のフィヨン氏の3人です。
4月第2回テレビ討論後の最新の世論調査の支持率によれば、マクロン氏とルペン氏は同率の23.5%。3位だったフィヨン氏はメランション氏(左翼党)に抜かれ4位に転落しています。
現在はトップを争っている、マクロン氏とルペン氏のデッドヒートが続いている感じです。この最新の世論調査が実際の投票にどのような影響を与えるか、見守っていきたいところですね。
[2017/04/21 追記]4月19日に発表された最新の世論調査によれば、ルペン氏の支持率は22.5%。マクロン氏は23%と僅差でマクロン氏が一番人気。それ以下、メランション氏は19%、フィヨン氏は19.5%と再度3位に返り咲きました。
フランス大統領選で考えられる為替相場への影響
フランスの大統領選では2回投票制が採用されています。まず4月23日に第1回投票が開催。この第1回投票で得票数が過半数に達する候補がいなければ、得票数上位の候補2名が5月7日の第2回投票へと進んでいきます。最終的に5月11日の最終結果の公表をもって、フランスの次期大統領が決定していくことになりますね。
この期間中、節目節目で常にユーロ相場での変動が起こるものと考えておいてください。具体的にどのような場面で相場変動が起きるか、箇条書きで並べてみました。
- フランス大統領選挙中に相場変動が起きそうな場面は?
- 第1回投票後の出口調査情報
- 第2回投票後の出口調査情報
- 最終結果の公表時
フランス大統領選時、相場が大きく動きそうな場面に絞ってみました。やはり、誰が選挙に勝つかこの1点が今回着目すべきところだと考えています。
第1回投票後の出口調査結果
まず注目すべきは第1回投票後の出口調査結果、あるいはそれに準ずる報道でしょう。前回の大統領選時には投票終了時に出口調査の結果が各報道機関から出たのだとか。去年のアメリカ大統領選挙のように日本の報道機関が準備してくれるとは限らないのですが、出口調査を逐次反映していくようなWebサービスがきっと公開されるはず。
そのようなサービスが公開されれば、この項目でも紹介していきたいなと思います。
ここまでのフランス大統領選挙の歴史において、第1回投票で過半数の得票で当選した候補はいないとのこと。つまり第1回投票で2名に絞り込まれるところがポイントというわけです。その中にルペン氏が残っていれば、反EU政策に対する懸念からユーロ安が進むことになります。
このイベントを乗り越えたら、5月7日の第2回投票まで少し時間が空きます。この間に相場がユーロ安方向(ユーロ円相場ではLow方向)に動き、5月7日になるにつれて動きも落ち着いてくることでしょう。
[2017/04/24 追記]フランス大統領選の第1回投票が終了しました。事前の世論調査の通り、マクロン氏とルペン氏が勝ち残っていますね。マクロン氏がルペン氏に差をつけてトップで勝ち抜けたことから、市場では月曜からユーロ高・円安の方向へ推移!
日本では市場が開いたと同時に相場が117円台から120円台まで跳ね上がる、ギャップと呼ばれる現象も見られましたよ!
現地の出口調査によればマクロン氏が23.7%、ルペン氏が21.7%の得票率となったとのこと。別機関の出口調査ではマクロン氏23%でルペン氏は22%。かなりの接戦となったことが分かります。
第2回投票後の出口調査結果
次に事実上の決選投票となる第2回投票に注目しておかねばなりませんね。やはり、大きく選挙情勢が把握できる出口調査は注目度高めです。
[2017/04/24 追記]第2回投票は決選投票となります。第1回投票で負けたフィヨン氏やメランション氏に集まっていた票が、マクロン氏がルペン氏のどちらに流れるかが勝負の分かれ目になりますね!
今後ポンド・ユーロの不安要素(今回の場合で言えばイギリスの離脱決定による影響)が長期にわたり持続するのであれば、日本円も持続して円高傾向になる流れということです。
[2017/05/08 追記]ついに、フランス大統領選の決選投票が実施!日本時間では午前4時頃に現地からの報道が放送されていましたね。開票がまだ済んでない段階で、マクロン氏が当選確実。
これでフランスの次期大統領は親EUのマクロン氏に決定です。EU離脱に関する懸念が完全になくなったことからも、今日の市場はいきなりユーロ高に大きく動いていました。ただ第1回投票からマクロン氏優勢であったことから、その後相場はユーロ安方向へ下降していきました。
最終結果の公表時
第2回投票後の出口調査よりインパクトはないかもしれません。でもここでルペン氏が勝利していれば、改めて反EU政権の台頭が意識されることでユーロ安(円高)方向に動いていきます。このタイミングでおそらく勝利宣言があるとも思われるので、さらにパンチが効いてくることでしょう。
ここまでの予想は投票の経過次第で随時追記していきたいと思いますので、更新を楽しみにしておいてください。
相場が大きく動く経済イベントこそ、投資のチャンス!
今回のような為替相場に大きく影響する経済イベントが、投資を始めるための大きなチャンス!EU離脱の可能性の出ているフランス大統領選により、ユーロ相場で円高となる条件がそろってきます!
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- 2017年4月フランス大統領選で円高へ!
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